製品案内
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<殺菌、増酸素、消臭>バブリーンBL-30(オゾン30mg/h)
低濃度オゾンで安全に殺菌!脱コロナキャンペーンにつき定価96,800円(税込)を3割値下げ
67,760 円(税込)
<仕様>
電源:AC100V(アダプターによりDC12V変換) 流量:5L/min 水圧:0.8Mpa オゾナイザー:オゾン発生量30mg/h
同梱備品:Φ7ホース、オゾン調整コック、除湿シート
(本器はプロ向けの商品です。)
<使用方法>
用途 : 陸上設置のかけ流し養殖水槽、保管水槽等の殺菌。殺菌海水の生成。
効果 : 殺菌効果、増酸素効果、消臭効果。
特徴 : 直接、ファインバブル化した低濃度オゾンを水槽に投入し、隅々に長い時間オゾンを漂わせて魚、貝等に悪影響する菌を不活性化させる。また、不活化した
オゾンは酸素に変化し溶存酸素を高める。オゾンの消臭機能により嫌臭の拡散も防ぐ。
注意 : ・水槽の大きさ、水質等によりオゾン効果は異なります。
・オゾンが魚、貝等への影響がゼロとは言えません。万が一魚への影響があるようであればファインバブル調整コックの再調整してオゾン量をコントロール
してください。また、間欠運転を取り入れてください。もしくは本機械を速やかに停止させて下さい。
(被害等が発生しても当社は一切の責任を負いかねます。)
・殺菌海水を生成する場合は、生成後に水質規格に合わせた検査(大腸菌等)を行なって頂き自らの責任で管理してください。
(被害等が発生しても当社は一切の責任を負いかねます。)
*仕様について機器の性能を向上させるために予告なく変更することがあります。
<開発の経緯>
陸上での養殖において殺菌力の高いオゾンは有望視されていた。しかし、効果が大きい水槽内へのオゾンの直接投入は強い殺菌力で魚に悪影響を及ぼすため
避けられていました。
当社は薬剤の使用ができなくなっている養殖現場から直接投入殺菌の必要性を強く感じ、濃度の低いオゾンを細かい泡であるファインバブル化して魚の近くで
長時間、水槽の隅等で浮遊・拡散することで魚に影響が少なく殺菌できる方法を考案し2011年11月に特許出願しました。
しかし、試算すると数百万円の設備になってしまい収益が低い漁業者にとって購入できるものではないと判断し、試行錯誤日々。歳月が経つことで、3DCAD
によるコンパクト設計、3Dプリンターによるオールインワン構造、低コストの部材調達、等が実現でき、その結果、漁業者関係の方々に行き渡りやすい安価な商品
を完成できました。
ご苦労されている現場漁業者の方の声で「あの殺菌装置必要だから購入してくれ!」と言い出しやすい機器を完成出来たと自負しております。
さらに踏み込み、完全密閉型陸上養殖を含めた、様々な養殖方法、水槽の大きさ、等々に合わせてバブリーンの利用方法をお伝えする必要性も感じますが、先ず世に
バブリーンを出すことを優先させて頂き、ご利用されるプロの皆様にゆだね形でご容赦ください。当社でも今後進めてまいります。
バブリーン説明動画
バブリーン

ロゴ
泡(Bubble)と清潔(Clean)を組み合わせた文字を商品名の「バブリーン」とロゴにしました。

バブリーン全体像
・ボデー外寸:193×290×95mm(ポンプヘッド部含まず)
・給水側ホース:600mm
・放出側ホース:600mm
・電源:100v
・電源スイッチ(ON赤点灯)
・オゾンスイッチ(ON緑点灯)
・付属消耗品:Φ7ホース、オゾン調整コック、除湿シート
(防水ではありませんので水没を避けてください。)
バブリーンの効果

殺菌力
採取した海水で柴田科学㈱一般細菌試験紙を用いてテストしました。細菌のコロニー(両面)が赤くなり、その数の増減で判断します。結果、バブリーンで処理した後は、約1/100にまで減少し殺菌効果を確認。

溶存酸素率の向上
120L水槽でバブリーンを稼働させ㈱堀場製作所の溶存酸素メータOM-51にて計測。溶存酸素飽和度37.5%アップ。
各部機能

給水口
細かいステンレス網目フィルターでごみの吸引を防ぎます。

オゾン入りファインバブル噴出口
ここからオゾン入りファインバブルを噴出します。

夜間運転時の運転表示
夜間でも点灯し運転がはっきりわかります。赤点灯電源ON、緑点灯オゾンON。
各部機能

ポンプの流量を5段階で調整できます。

オゾン入りファインバブル調整コック
オゾンの流出量を調整してバブルの細かさを設定します。

設置する水槽のヘリ等に固定させるために55㎜開口できる構造になっています。
各部機能等

除湿フィルター
オゾナイザーへのエアー供給口で除湿するフィルターです。再生サインがブルーからピンクに変わったら天日干ししてから利用ください。予備としてもう1枚添えています。

国内生産
樹脂のボディは自社設備の3Dプリンターで加工しています。https://youtu.be/K_8roLsPwGo
組立、検査は国内(東大阪市)で行っています。

消耗品の全てに対応します。
バブリーン専用部品~市販品改良品まで様々な部品を使用しています。交換の必要性がありましたらご連絡ください。
殺菌海水の生成方法

先ず容器内をバブリング。
先ず容器内(この場合は20リットル)の海水をバブリーンで循環殺菌する。

2つのフィルターを通す完成。
つなぎ口を外しタンク側ホースをつなぎ変える。電源を入れ(オゾンスイッチはOFF)タンク側からフィルターを通す流れを作り2つのフィルターを海水を通す。

水質検査結果OK。
水質検査の結果、大腸菌不検出、一般細菌ゼロ、で飲料水としても合格。(塩分以外)
*殺菌海水を生成する場合は、生成後に水質規格に合わせた検査(大腸菌等)を行なって頂き自らの責任で管理してください。
(被害等が発生しても当社は一切の責任を負いかねます。)
おすすめの簡易的な検査
一般細菌試験紙および大腸菌群試験紙の操作方法-柴田科学株式会社
オゾンについて

オゾンの利用と目的
オゾンは、ギリシャ語のOzein(臭う)が語源で、酸素原子3個(03)で構成されるもので、ラジカルなどの不安定物質を除くとフッ素に次ぐ強い酸化 力を有する。このため、様々な物質を酸化することができる。また、様々な物 質を酸化した後は、オゾン自身は分解し酸素に戻る性質がある。
オゾンは、 水道、 下水道、 スイミングプール、排水処理などの水処理分野、 パルプ漂白、洗浄などの生産分野などのさまざまな分野で 利用されている。 その利用方法には、 オゾンガスを注入する、 あるいはオゾンガスを水に溶解させたオゾン水を供給する等がある。

生物に対する影響
オゾンは安全ですか?危険ですか?」という質問に対する答えとして、「 オゾンは危険です」という答えと 「 オゾンは安全です」という2つの答えは、いずれも正しい答えである。 このことは、すべての 化学物質に対していえることで、たとえばカフェインの半数致死量(摂取すると半数の人が死に至る物質量)は、体重1kg あたり 0.2g で、体重が 50kg の人が 10g カフェインを摂取すると半数が 死亡することになる。 ところで、1 錠あたり 500mg 以上のカフェインを含有する薬剤は、劇薬に指定されている。しかし、皆さんが毎日口にするコ ー ヒ ー やお茶には 1 杯当たり 100mg 程度のカフェインが含まれている。すると・・・
このように、化学物質の影響は その摂取量や濃度によって大きく異なり、オ ゾンにおいても その危険性や安全性を論じる際には、その濃度を正しく理解し た上で判断することが重要となる。
オゾン

生物に対する影響と安全基準
人体への影響
オゾン暴露による症状として、呼吸器症状と非呼吸器症状とがある。呼吸器症状には、咳、深呼吸時の胸骨下痛、頭痛、吐気、喘鳴、呼吸困難などがあり、 非呼吸器症状には、嗜眠と強度の疲労、めまい、不眠、集中力の低下、目の刺激などが知られている。なお、暴露濃度、暴露時間、暴露を受ける人の感受性、健康状態などによって、生体影響は異なる。 まだ、 オゾンは最終的には酸素に分解されるので、毒性が体内に残留することはない。

環境基準
各種基準
オゾンの人体に対する影響は、暴露濃度、暴露時間、暴露濃度x暴露時間(Ct値)、受ける人の感受性、健康状態、安静時、労働状態などにより異なる。
作業環境基準
作業環境においては、1日8時間、週40時間の軽作業において、日本およ びアメリカともにO.lppmの作業環境基準となっている。なお、作業強度が増すほど、基準値はより小さなものになっている。
基本は、「作業環境基準は0.lppm」であり、この濃度は是非とも覚えてお いて欲しい数字である。
特定非営利活動法人 日本オゾン協会 テキストより